ガスコージェネレーションシステムとは、ガスを使って電気と熱を取りだし、利用するシステムのことです。
ガスで発電すると同時に、排熱を給湯や空調、蒸気などの形で有効に活用するのでムダがありません。クリーンな都市ガスを利用するので環境性に優れているほか、省エネ性にも優れています。
ガスエンジン方式、ガスタービン方式、燃料電池方式の3つの方式があります。
ガスコージェネレーションシステムはクリーンな都市ガスを高効率利用しており、環境保全に役立ちます。
①ばいじんやSOxを発生しません。
②地球温暖化の大きな原因といわれるCO2の排出量を大幅に削減します。
③NOx低減技術により、NOxの発生も最小限に抑えています。
ガスコージェネレーションシステムは、必要なとき、必要な場所でエネルギーを作る「分散型エネルギーシステム」なので、作り出したエネルギーを遠くに運ぶ必要もなく、エネルギー輸送による損失がありません。また、従来の「集中型発電方式」では、発電で発生する熱を破棄していますが、ガスコージェネレーションシステムでは排ガスや冷却水から発熱を回収し、給湯や空調などに利用でき、一次エネルギーの70〜90%が有効利用されます。
停電時対応型(一部の機種が対応)のガスコージェネレーションシステムでは発電した電力を、防災負荷以外の一般照明やコンセントにも利用できます。また、UPS(無停電電源装置)との組合せで通信・コンピュータを無瞬断にて長時間給電可能です。非常用発電機とは異なり、緊急時対応のみの使用ではなく、平常時にもコージェネとして使用できることから、毎日稼働させるので高い信頼性のもとご使用できます。