吸収式冷温水機
ガス冷房時のしくみ
吸収式冷温水機は、水の気化熱を利用して冷水をつくり、冷風を送り出すシステムです。
水の蒸発・吸収・再生・凝縮を繰り返します。冷媒に水、吸収溶液には臭化リチウム水溶液を使用し、フロンを全く使用していないので、環境にやさしい冷房システムです。吸収溶液の凝縮、再生に都市ガスの熱を利用します。
吸収式冷温水器のメリット
環境にやさしい空調
吸収式冷温水機は冷媒に水を使用。オゾン層を破壊するフロンガスはいっさい使用していません。また、冷却塔で放熱するので、ヒートアイランドへの影響が少ない環境にやさしい空調です。
補機動力の低減
冷温水・冷却水ポンプの大温度差や変流量などを取り入れることによって、大幅に補機動力の低減することができます。
省エネルギーを実現
機器効率の向上、台数制御運転や排熱(温水・蒸気・排ガス)を利用することにより、さらなる省エネが実現できます。
運転費の低減
電気式空調と異なり消費電力がかなり少ないこと。都市ガスを燃料に使用し高効率運転ができること。さらに割安なガス空調料金の適用で、ランニングコストも大幅に低減できます。